2016年頃から、東京海上グループは自らのビジネスモデルを改革するため、海外の新たな保険ビジネスモデルをリサーチしていました。当時、米国の有力なスタートアップ保険会社であるMetromile社が、「走行量に応じた保険」を展開し、事故対応でもテクノロジーを活用して他社と一線を画した非常に快適なUXを提供していました。それらの技術を東京海上グループとして活用することで、保険事業のUXを大幅に引き上げることが可能となると考え、Metromile社と資本業務提携を行いました。日本国内のオペレーションに対して、同社の幅広いソリューションの実装を進めています。
Metromile社が提供する具体的なサービスは、自動車事故発生時にお客様が専用のアプリのガイドに基づき事故報告を行い、AIによる自動化されたフローを通じて迅速に保険金が支払われるというもので、事故発生時から解決(保険金支払)まで自動化された革新的な一連のプロセスです。
東京海上グループではデジタル部門、シリコンバレーラボ、事故対応を行う損害部門にて専門チームを組成し、このプロセスを、東京海上日動の最大のオペレーションである自動車保険の事故対応全体に実装し、快適性とスピード感を持ってお客様を事故解決までサポートできる体制を実現しました。
最先端のテクノロジーを持つInsurTechスタートアップともオープンにアライアンスを組み、世界中のお客様に対して質の高いサービスを提供してまいります。