インタビュアービジュアル

田邉 徹

  • 大手総合熱機器メーカー

  • 営業部門(東東京マーケット担当)

PROFILE

前職では、大手総合熱機器メーカーにて、代理店営業に従事。新規顧客の開拓を行い、規模を問わずさまざまな業態のお客さまを担当した後、2020年8月に東京海上日動へ入社。現在は東東京エリアの企業や個人の方々を対象に、代理店を通じてソリューションを提供する営業部門に所属。お客様の経営課題解決にも伴走するなど、保険の枠組みを超えて貢献している。

INDEX

東京海上日動
入社の経緯

「人に重きを置く」という姿勢が、
事業活動にも、組織風土にも貫かれていることに強く惹かれた。

無形商材は、「目にみえるモノ」がなく競合他社と差別化しにくいため、営業の実力次第で商材の魅力が0にも100にも変わるもの。自身の力が試される環境で働き、己の価値を高めたい、その想いが日に日に大きくなり、前職で身に着けた代理店営業力を武器に、無形商材を扱う企業への転職を考え始めました。無形商材の中でも損害保険に目を向けたのは、自分自身が自動車事故で保険に救われた経験があり、その必要性を痛感していたため。また、社会の変容に合わせてリスクも形をかえ、更に予測しづらいものとなる中、今まで以上にリスクマネジメントのプロである損害保険の重要性が高まっていくと考えました。中でもどうして東京海上日動に惹かれたのか。その最大の理由は、「人に重きを置く」という姿勢が一気通貫している点。D&Iや人材育成の大切さを謳う企業は他にもあり、東京海上日動においてもそれらは無論トップレベルで実践されています。しかし東京海上日動はそれだけでなく事業戦略そのものとして、「人」の魅力を打ち出している点が異なると感じました。例えば、DX化が注目される今、業務を効率化するためにあらゆるサービスをオンラインに移行する企業も増えてきていますが、交通事故や自然災害などの有事の際は、オンラインだけでは真の意味でお客様に安心をお届けすることはできない。そう考え、直接お会いして相談に乗るなど、敢えて人の手によるリアルなサービスを残し、他社との差別化、ブランディングをしている。小手先ではなく、「人」を軸に正面から「あんしん」と向き合う姿勢に共感したため、一度は採用面接で不合格となってしまったものの、半年後に再チャレンジを経て入社しました。

WHY I CHOSE

東京海上日動
入社の決め手

最終的な決め手となったのは、太い軸はぶらさず、されどしなやかに社会の変化に合わせて変体していこうとしている点でした。ただやみくもにトレンドや時代に迎合するのではなく、何を変えるべきで、何を守るべきかを常に考えて行動していく。その考え方が、経営層も含めて全員に共通している点に惹かれました。その背景にあるのは、「お客様と地域社会の“いざ”をお守りする」というパーパスに対する揺るぎない信念と熱意ではないでしょうか。こういった柔軟でありながらもブレない姿勢が入社の決め手となりました。

入社後に活かせた
前職までの経験

向き合う相手だけでなく、
その組織に属するすべての人に想いを馳せ、
ニーズを紐解く。

現在は、主に営業担当者として、保険商品の販売を行う代理店さんの事業活動や経営課題の解決をサポートしています。私の担当する保険代理店さんは、企業のお客様中心の代理店さんもいれば個人のお客様中心の代理店さんもいて、その規模や抱えている課題も千差万別です。そのため、それぞれの代理店さんに合わせたオーダーメイドのご提案をする必要があり、言うなればコンサルタントのような役割を担っています。そんな仕事をする上で、前職の経験が役立っているなと感じるのは、代理店さんの組織背景を深く広く知ろうとする姿勢ですね。前職での経験を通じて、組織が抱える本質的な課題は、その組織の全体像を理解して初めて見つかるということを知っていたため、この姿勢を常に意識してきました。実際に、その知見を元に、代理店さんの経営者に対して、事務の滞りやモチベーションの停滞、競合を踏まえた営業リソース配分の見直し等々、代理店経営者が気づくことが難しい領域において、示唆を与え、経営者と論議し、結果として自分の改善提案が採用された時にはやりがいを感じます。

MARINE CULTURE

東京海上日動の
カルチャー

入社した頃からずっと感じているのは、組織や個々人の懐の深さですね。時代の変化に合わせ、より良いサービスを提供するために、多種多様なバックグラウンドを持つ社員を積極的に受け入れようとするスタンスが社員一人ひとりにまで浸透しています。例えば、私が所属している部署にはキャリア採用の社員が3名いるのですが、相互理解を深めるためのセミナーを開催してもらいました。これは会社の制度としてではなく、担当者間の自然な会話の中で生まれたと後々聞きました。 こうした、一人ひとりの個性を活かせるような環境があるのは、東京海上日動の大きな特徴。私の場合は営業の他に、DX推進に関する組織横断のプロジェクトやデジタルプラットフォーマーの客先を担当しています。答えはなく、他力では一切進まない己の力量が問われる役割であり、私のキャリア志向に合わせた役割を付与いただいています。上司や同僚に業務の相談をするときも、個性を尊重してくれているのが伝わってきて、この会社を選んでよかったなと感じることが多いです。

これからの
挑戦

保険+αを追求し続け、
代理店さんと想いを共有することが、社会を変えることにつながる。

今目指しているのは、ご提案できるソリューションの幅を広げていくこと。保険を届け、既存のサービスを深化させていくだけでなく、当社がこれまで蓄えてきたデータや国内外の名だたる企業とのネットワークを組み合わせることで、社会課題を解決できる新たなソリューションを提供していきたいと考えています。例えば、ドライブレコーダーのデータを活用して、交通事故防止の技術開発に寄与したり、ウェアラブル機器メーカとデータ連携して、未病領域のソリューションを開発したり。これにより、有事のあんしんだけでなく、事前のあんしんの観点でも東京海上日動の力を発揮できればと思っています。ただ、こちらから新しいソリューションをご提案したとしても、なかなかチャレンジする勇気が出ない代理店さんもいるかと思います。そうした代理店さんに寄り添い、施策の目的や社会的背景も丁寧に伝えた上で、変化に対して前向きに取り組んでいけるようにすることも当社の営業担当としての重要な使命だと考えています。なぜなら、代理店さんの挑戦を後押しすることで、その先にいる個人のお客様の意識を変えることにもつながり、社会を前進させる一歩にもなるためです。また、私一人では届け切れないお客様も当然たくさんいますが、代理店さんがいてくれることでリーチすることができます、間接営業の醍醐味ですよね。そんな社会的なインパクトのある仕事をしているんだという責任感を胸に、広い視野で代理店さんと共に+αを追求し続けたいです。

事故時に人が求めるのは、安心させてくれる存在。
だからこそ、ぬくもりのあるサービスを守り続ける。

貢献領域を広げ、新しいことに挑戦していくと同時に、代理店さんがいるからこそ、提供できる人の温もりが感じられるサービスも大切にしたいと思います。今の時代、全てデジタルに移行すれば、効率は格段に上がり、お客様の利便性が上がる点も多いと思います。ただ、AIではなく人が対応するからこそ、お客様の声にならない不安にも寄り添い、安心を届けることができる。実際、代理店さんが介在しない安価な保険よりも、代理店さんによる保険の方が何倍も普及率が高く、そこには人だからこそ提供できる安心が大きく影響していると思っています。人は事故に遭ったとき、サービスの量や値段ではなく、どれだけ不安に寄り添ってくれるかを求めるもの。これは、時代が進んでも変わることのない、本質的なニーズだと思います。そのため、代理店さんに変化を促すだけでなく、今まで築き上げてきた代理店さんのぬくもりあるサービスの価値を伝え続けることも大切だと考えています。こうした、+αの新たなサービスと、人だからこそ届けられるぬくもりあるサービスの両方を磨き続け、幅広い課題解決の方法を生み出せる存在になること。それが、私が目指すべき理想の姿です。そんな存在になれるよう、これからもそれぞれの代理店さんと、その先にいるお客様に寄り添い続けたいです。

WORK STYLE

仕事風景

進めている施策の進捗や、課題についてチームで共有します。誰もが意見を率直に言い合える雰囲気が根付いているため、のびのびとした環境で、互いに刺激を受けながら成長していくことが可能です。

現在は15店ほどを担当しており、町中の代理店さんや企業内の代理店さんまで、その範囲は多岐にわたります。身につく知識や経験も多種多様で、自分の幅が広がっていることを感じます。

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