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東京海上日動を語る

キャリア社員受入職場
支援チームインタビュー

キャリア社員
受入職場への
支援チームインタビュー

東京海上日動では、全国のキャリア社員が自分らしくイキイキと活躍できる職場環境を整える施策、「COB」(Career Onboarding)を2022年から実施しています。この施策の特長は、「キャリア社員」「キャリア社員受入職場(上司や他メンバー)」の両面にアプローチする点。また、このCOBのメンバーは、社内副業制度を活用した社員たち。本業の合間を縫ってまで、なぜこの施策に参加したのか。一体どのような活動を行っているのか。キャリア社員受入職場支援チームに所属する3名に話を聞きました。

INDEX

MEMBER

キャリア社員受入職場支援チームメンバー

※所属は2022年3月時点のものです

  • 割田晴樹

    キャリア社員

    所属
    営業部門(モビリティ産業担当)

    2021年入社

  • 小松稔

    プロパー社員

    所属
    営業部門(モビリティ産業担当)

    2012年入社

  • 櫻井淳

    プロパー社員

    所属
    営業部門(エネルギー産業担当)

    2000年入社

COBに参加を
決めた経緯

キャリア社員がイキイキと働ける環境づくりに貢献したい。
そんな想いを持つ、部署もキャリアも
異なるメンバーが集結した。

Question01

まずは、COBに参加しようと思ったきっかけや
経緯について教えてください。

櫻井

櫻井

私がCOBに参加しようと決めたのは、自分が入社してから20年以上経ち、「これまで磨いてきたスキルを本業以外でも活用したい」「若手やキャリア社員の力になりたい」という想いがあったためです。キャリア社員を支援するための施策を立ち上げようとしているという話を聞き、すぐに手を挙げました。

小松

小松

私の場合は、キャリア採用全体に貢献したいというより、キャリア社員として入社した親友の力になりたいという想いが強かったですね。彼から「社内で暗黙知になってしまっている部分が多く、何をキャッチアップすればいいのかわからない」「どうしてこの業務が必要なのか聞けずにモヤモヤを抱えている」と相談を受け、ハッとしたんです。せっかく入社してくれたキャリア社員が、不安や疑問を持たずにイキイキと働ける職場に変えていかなくては。そのために自分にできることを探していたところでCOBの存在を知り、参加を決めました。

割田

割田

2人と視点が違って、私の場合はキャリア社員としての視点を活かせればと思ったことが関係しています。私の部店では、キャリア社員の育成やフォローに力を入れてくれているためのびのびと働くことができているのですが、他のキャリア社員に話を聞くと、どうやら部店によって受け入れ体制や取り組みがバラバラらしい。どの部店でも等しくキャリア社員が安心していけるよう力になりたいと思い、COBへの参加を決めました。

小松

小松

私たち3人が受け入れ部店のチームのメンバーになったのは、全員異なるバックグラウンドを持っているためでしたよね。課長として、さまざまな部店を見てきた櫻井さんと、プロパー社員の私、そしてキャリア採用当事者の割田さん。各視点を掛け合わせることで、最適な施策を考えられればという想いで私が指揮をとり、チームを編成しました。

受入職場向け
施策の今

本当に必要なのは、特別な制度やマニュアルではない。
キャリア社員をきちんと理解すること、
ただそれだけだった。

Question02

受入職場支援チームとして施策を進める上で、
どんなことから着手しましたか?

櫻井

櫻井

さあ始めようと思ったはいいものの、受入職場側で何が課題となっているのかが分からない。がむしゃらに進めるのではなく、まずは実態を明確にすることが大切だと考え、全国のキャリア社員受入職場を対象としたアンケートを行いました。アンケートを実施する上でこだわったのは、回答を誘導するような質問を避け、どんな意見も受け入れるという姿勢を示したこと。「キャリア社員と接する上で悩んでいることは?」「キャリア社員への対応で、後悔していることは?」など、言いにくいであろう意見こそ集めようと考えたのです。そこで明らかになったのは大きく2つ。1つは、キャリア社員の悩みや不安を受入職場が把握していないという点。プロパー社員の方が多く、キャリア社員の気持ちを理解できる人が少なかったのです。そしてもう1つは、受入職場が「キャリア社員は即戦力だから育成する必要はない」と思い込んでしまっている点でした。

小松

小松

特に2つ目が大きな課題でしたね。いくら前職での経験やスキルがあるといっても、保険に関しては新人。新卒で入社した社員と同じといっても過言ではありません。その視点が抜け落ち、受入職場メンバーから過度な期待を寄せてしまった結果、キャリア社員が知識をキャッチアップできず、疲弊してしまっていたのです。

割田

割田

各受入職場メンバーが、包み隠さず素直な声や想いを届けてくれたからこそ、これらの課題に気づくことができました。皆がアンケートに協力してくれたことに心から感謝していますし、こうした誠実な人が多いのが東京海上日動の魅力だと思いますね。アンケートによって受入職場がキャリア社員について正しく理解することが必要だと分かったため、受入職場を対象とした研修を実施しました。キャリア社員を受け入れるにあたって、今生じている課題は何か、それを防ぐためにどのようなマインドセットが必要かなどを丁寧に説明していきました。

小松

小松

研修後には、「キャリア社員の悩みを知ることができてよかった」「これから入ってくるキャリア社員が自分らしく活躍できるように、受入職場の全員でサポートしていきたい」など、多数の評価が寄せられたのが嬉しかったですね。

割田

割田

また、キャリア社員からは「受入職場の社員が、暗黙知になっていることも丁寧に教えてくれた」といった声が増えてきており、施策が良い効果をもたらしていることを実感しています。

櫻井

櫻井

とはいえ、もっと深くまでキャリア社員について理解できるよう研修の精度を上げていきたいですし、研修のみで満足せずにさまざまな施策を実施したいと考えています。

COBが目指す未来

最終的に目指すのは、COBが必要とされない未来。
キャリア社員の育成方法やフォロー体制を確立した組織へ。

Question03

COBとしての、
今後の目標や目指す未来について教えてください。

小松

小松

今後キャリア社員の数に比例して受入職場の数も増えていくため、双方から今以上に多様な意見が出てくるはずです。どんな意見が出てきたとしても、すべての声にしっかりと耳を傾け、COBとしてできることを模索したいです。

割田

割田

そうですね。それに、受入職場への研修をしていると「キャリア社員にとって心地よい職場にしたい」「受け入れ側の自分たちにできることを知りたい」という声がたくさん出てくるんです。キャリア社員のことを本気で考えている社員が多いため、こうした取り組みに快く協力してくれて助かっています。今後はCOBのメンバーももっと増やし、さらに大きな施策を実施していきたいです。

櫻井

櫻井

COBとしてより良い施策をもっと幅広く実施していきたいという想いはあります。ただ、実は最終的にCOBが必要とされなくなったらいいなとも思っているんです。COBがあるということは、キャリア社員に対して特別なフォローをしなければいけない組織だということ。そうではなく、COBがなくともすべての職場でキャリア社員を受け入れる体制が確立され、それぞれの職場でよい取組があれば自然と他の職場にも広がり、すべてのキャリア社員がイキイキと働いている組織になる。それが東京海上日動が目指すべき姿だと思うんです。そのために、研修での学びを振り返ってもらったり、キャリア社員の受け入れ方について職場ごとに話し合ってもらったりなど、ノウハウやマインドセットを現場に根付かせる施策を考えていきたいです。

Question04

最後に、求職者の方に対して
一言メッセージをお願いします。

割田

割田

キャリア社員に対して、ここまで本気で向き合ってくれる企業はなかなかないはず。もし今、東京海上日動でやりたいことがあるけど迷っているという方には、勇気を出してその一歩を踏み出してほしいと伝えたいです。

小松

小松

東京海上日動は本当に「人」を大切にする会社です。キャリア社員が一日でも早く東京海上日動で活躍できるよう、COBとしても、プロパー社員の一人としても全力でサポートするので、ぜひ安心して入社いただければと思います。

櫻井

櫻井

転職に人生を賭けている方や、守るべき家庭を持っている方など、求職者の中にはさまざまな方がいらっしゃると思います。覚悟を決めて飛び込んでくださった方々が安心して働けるよう、我々一同全力でバックアップしていくので、一緒に働くことができたら嬉しいです。