EPISODE 01

MRだった私が
RMのプロになった件

営業部門(北九州マーケット担当)

大久保 貴将

転職概要

転職前

製薬会社営業(MR)

現職

病院・行政・大学向け営業

スキル

#対話力 #課題発見力 #使命感 #巻き込み力 #不屈の精神
#冷静 #目力 #サウナ好き #犬派 #元野球部

異業種転職前

異業種転職を決断する前から、ぼんやりとではありますが転職を考えていました。
前職は製薬会社のMRで、病院と開業医、クリニック、調剤薬局などの医療機関を回って、医師、薬剤師、看護師、医療従事者の方に自社の商品のメリット・デメリットを紹介する営業を行っていました。
ただ、近頃は新型コロナウイルスの影響で病院に訪問する機会が減り、自分自身、MRとしての価値の発揮方法に悩んでいました。
 
そんなある日、たまたま病院に行ってお医者さんとお話しする機会がありました。
そこで、口から物を食べられない患者さんに、経腸栄養剤を直接投与する手順をお伝えする機会をもらい、障がいをお持ちの方、また介護している人たちの苦悩をまじまじと感じました。
そんな彼らの負担を少しでも軽減できるような何かをつくりたい。
熱い想いを抱えましたが、残念ながら具体的なアイデアは見つからないままでした。
 
振り返ってみると、保険に興味はなく、まさか自分が東京海上日動に転職するなんて思ってもみなかった……というのが正直なところです。
最初はとりあえず受けてみた、という出会い方でしたが、偶然の要素が強かったからこそ、今は強い運命を感じています。

転職初日

桜が舞う季節、私の東京海上日動社員としての一日が始まりました。
東京海上日動では、リスクに対する保険・補償だけではなく、幅広いソリューションを武器に世の中に安心と安全を提供しています。
この会社であれば、自分の想い次第で世の中に貢献できるのではないか、そう思えた事を鮮明に覚えています。
また、大企業でよく言われるような、大きな目的に対して一人一人が歯車として決まった仕事をする…という事ではなく、大小様々な業務に対して、一人一人に裁量をもたせてくれる点もポジティブなギャップでした。
初めは正直、人々をリスクから守るといっても、営利組織であれば綺麗ごとばかりも言っていられないだろう、営業数字を上げることが第一優先だろう…と想像していた所もありましたが、その予想は見事に裏切られました。
金儲けをしようという事ではなくお客様のことを考えて丁寧に対応する考えが浸透していました。

転職後の世界の変化

前職のMRは患者さんと直接話す機会の少ない職業でしたが、今は火災保険や自動車保険をご契約いただいているお客様とコミュニケーションの機会を意図的に作ることで相手の反応を知ることができるのも新鮮です。
 
最近大きな達成感を感じたのは、独自にアテンドしていた大学と契約が結べたときです。
日々の地道な仕事の集大成としてご契約いただけたのかもしれません。
これまで東京海上日動がなかなか参入できなかったところを、異業種から転職してきた自分がいろんなところから案件をたどっていって、ご説明してきた事が一つの成果として現れた気がして嬉しいです。
 
特に意識してきたことは、現在のご契約内容を見て、それが大学の求めているものにマッチしているのかどうか確認すること。毎年同じ内容で契約更新をしているケースが多いので、大学内の新しい建物の平米数や価値などについても事前にしっかりヒアリングして臨みました。
エンドユーザーのことを考えた時に適した解決策は何かということを、東京海上日動が提供できる手段・それ以外の手段も分け隔てなく考えて、選択してもらえるように情報提供をしていました。
本当にお客様のいちばん希望するものを提供できれば、信頼が積み重ねられていくと思うんですね。保険は形のないものだから、変に不安をあおってはダメ。そこがいちばん大事だと思っています。
 
今取り組んでいることは、ありふれた汎用的な商品をそのまま紹介して契約いただくのではなく、その企業独自のオリジナル保険を作れないかという話をしています。社内の関係部署とも連携しながら、その人・その企業に応じた安全を提供したいと思っています。
私がこれまでやりたいと思っていた、何でも挑戦させてくれるという雰囲気が、この東京海上日動にはあると日々実感しています。

私のスキルが活きた瞬間

MRとしての現場回りの経験や、丁寧な説明のスキルは間違いなく役に立っています。
最初は保険の知識にも乏しかったので、前職の経験を生かして病院などを訪れていましたが、この4月から業種にかかわらずリスクマネジメント(RM)のご提案をはじめています。
初めてのことも多く、失敗することもかなり多いですが、幼少期から大学までずっと野球をやってきたので、そこで培った折れない心とエネルギーで頑張っています。
 
加えて、東京海上日動には今まで蓄えられたさまざまなリスクに対するデータが存在します。たとえば自動車保険の場合、自動車事故を減らすために、長い歴史がある東京海上日動に集約された様々なデータを活用しながら、そのお客様にあった事故削減の提案などを付加価値として丁寧に説明ができるのです。
 
危険はいつ起こるかなんてわかりませんし、安心は目に見えないものです。
だから我々が泥臭く足を運んで、お客様が欲しているタイミングで安心を届けていくんですね。今やっている仕事は、一人で最初から最後まで完結するような仕事はほとんどありません。社内外の多くの人と連携して円滑に進められる力も、MRで培ってきたものといえますね。
 
MRからRM(リスクマネジメント)のプロにーーー不思議な転職ですが、自分の運命と使命を感じます。